国民的マンガ『名探偵コナン』
東の名探偵 工藤新一 西の名探偵 服部平次
この二人が解決してきた事件は数多ありますが今回は二人の名探偵がお互いに影響を与えた
重要回をピックアップしました。
「探偵とはなにか」
ふたりが様々な事件を通じて人間的に成長していく様子は必見です。
工藤新一と服部平次 お互いに影響を与え合った神回
#11 ピアノソナタ「月光」殺人事件
謎の依頼人に伊豆の小島・月影島に呼び出されたコナンたち。依頼人は12年前にピアノソナタ「月光」を弾きながら死亡した有名なピアニストだった。依頼人のことを調べ始めるなか、ここで次々に殺人事件が起こる。
引用元:名探偵コナンの検索結果 | U-NEXT (unext.jp)
ところどころ流れるピアノソナタ「月光」はマンガだと「♪」で表現されていますが
アニメではしっかりとピアノの演奏が流れるので不気味さ倍増です。
またこの事件は作中で唯一コナンが犯人を死なせてしまった事件です。
後ほど明らかになるのですがコナンはこの事件のことをずっと悔やんでいました。
そしてその後悔がコナンを探偵として人間として大きく成長させるのです。
#77 名家連続変死事件(前編)(後編)
名家・長門家の当主・長門道三の誕生パーティに呼ばれた小五郎は、道三から初恋の人を捜してほしいと依頼される。その夜、道三の次女・康江の夫、光明が何者かにベランダから突き落とされて死亡する。
引用元:名探偵コナンの検索結果 | U-NEXT (unext.jp)
犯人の犯行の動機が非常に切ない事件です。
服部平次も「あのまま死なせたほうが良かったんやろうか」と言うほどの悲しい事件。
この回では前述の「月光」で起きたことをコナンが今でも後悔していることが分かります。
「犯人を推理で追い詰めてみすみす殺しちまうよーな探偵は殺人犯と変わらねーよ」
と服部平次に語るコナンの表情からは
探偵とはどうあるべきか 辛い経験から学んだ様子が見て取れます。
#118 浪花の連続殺人事件
平次の招待で大阪見物を楽しむ予定だったコナンと蘭、小五郎の3人は連続殺人事件に巻き込まれてしまう。コナンたちの乗ったパトカーの上に死体が落ちてきて、同じ手口の殺人事件がこれで3件目だと知る。
引用元:名探偵コナンの検索結果 | U-NEXT (unext.jp)
前回の『名家連続変死事件(前編)(後編)』では服部平次の考え方に少し変化がありました。
今回の犯人も『月光』同様自ら命を絶とうとしてしまいますが
前回のコナンの「犯人を推理で追い詰めて死なせてはいけない」という言葉に影響を受けた
服部は流れ弾を食らいながらも必死にそれを止めます。
服部が燃えゆく建物の中で犯人の胸ぐらを掴みながら訴えかけるシーンは
コナン史上屈指の名場面だと思います!
#222 そして人魚はいなくなった (事件編)(推理編)(解決編)
奇妙な手紙を受けとった服部平次とコナンたちは人魚伝説がある美国島に渡った。この日は奇祭「儒艮(ジュゴン)祭り」の日で、不老不死のお守りとされる儒艮の矢を授かろうと人々が集まっていた。
引用元:名探偵コナンの検索結果 | U-NEXT (unext.jp)
探偵にとってもっともシビアなのが「自分の好きな人が犯人だった時」です。
探偵は時には冷酷に真実を伝えなければならない時もあります。
新一は以前蘭に「親しい人が犯人だったらどうするのか」と聞かれたとき
「きっとその時は、疲れてボロボロになってるよ・・・
その人が犯人じゃない、ありとあらゆる可能性を必死に探しまわった後だろーからな」
と答えています。
今回の事件ではコナンが平次にこのように伝えています。
「不可能な物を除外していって残った物が・・・
たとえどんなに信じられなくても・・・ それが真相なんだ」
探偵たるもの自分の感情に左右されてはいけないという強固な意志を感じます。
#238 大阪“3つのK”事件 (前編)(後編)
服部平次とコナンたちは3人のスポーツ選手がオーナーのレストラン、「K3」の開店記念パーティに参加。窓を利用したパフォーマンスで夜空に窓の灯で作った「K」の文字が浮かび上がると銃声が…!?
引用元:名探偵コナンの検索結果 | U-NEXT (unext.jp)
珍しくコナンが思考回路を乱す回です。
前回『#222 そして人魚はいなくなった (事件編)(推理編)(解決編)』で
コナンが服部平次に伝えた名言について
「不可能な物を除外していって残った物が・・・
たとえどんなに信じられなくても・・・ それが真相だって、お前言うてたやんけ」
と今度は逆に平次がコナンに対し心の中で訴えかけます。
事件の真相を話すときにはコナンと犯人を二人きりにさせ、
服部平次が入ってこない点に平次の優しさ、気遣いを感じることができます。