コラム

名古屋でミンミンゼミの鳴き声を聞かない理由

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こんにちは。ちゃんあさです。

私は全国転勤の仕事をしていますので、これまでに長野、千葉、浜松、群馬と居住地を変えてきました。

そして今はなりゆきで名古屋に住んでいるわけですが

夏蒸し暑い中スーパーまで歩いているときにふと気づいたことがあります。

「あれ?ミンミンゼミ全然いなくね?」

私の故郷は山に囲まれた田舎でした。

夏になると至る所から「みーんみーん」と聞こえてきましたが

名古屋では「しゃあしゃあしゃあ」ってのと「りりりりりりりりりりり」ってのしか鳴いてない⁉

興味がわいたので少し調べてみました。

今回はセミの生息地と勢力図の変化について少しお話したいと思います。

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日本の三大セミ

日本には多くの種類のセミがいますが、

特に生息数が多く街でもよく鳴き声が聞こえるのは次の3種類ではないかと思います。

(ツクツクボウシ、ヒグラシなんかもよく聞きますね)

この3種類のセミたち実は地域によって生息数が違うことご存じでしょうか。

主な勢力分布で言うとざっくりこんな感じです。

ちゃんあさ
ちゃんあさ

なるほど。

分布が違うから名古屋ではミンミンゼミの声をまったく聴かなかったんだ。

ちゃんみか
ちゃんみか

でも名古屋はアブラゼミが多いはずなのに、

クマゼミの「しゃあしゃあ」って鳴き声が年々増えている感じがするなあ。

実は今クマゼミが勢力を拡大しつつあるのです。

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クマゼミが勢力を拡大中!?

どうしてクマゼミだけが勢力を拡大しているのでしょうか。

その謎を解くにはそれぞれのセミの特徴を知る必要があります。

まず乾燥と暑さについては下記のような説が有力と言われているようです。

ミンミンゼミアブラゼミクマゼミ
乾燥強い弱い強い
暑さ弱い強い強い

「クマゼミ最強やん…」

あなたもそう感じましたか?

実際クマゼミが増加した背景には温暖化都市開発も絡んでいるとも言われています。

クマゼミはおもに都市部で勢力を拡大しています。

都市部は腐葉土が少ないため地面は硬く乾燥しています。

クマゼミの幼虫はアブラゼミの幼虫よりも土を掘る力が優れていると言われているため、都市部の乾燥した硬い土はクマゼミとって有利です。

また温暖化で暑さに強いクマゼミが以前は冷涼だった北へ領土を拡大しているという説もあります。

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おわりに

関西ではミンミンゼミの鳴き声を山間部でしか聞かないとは驚きでした。

しかし今クマゼミが勢力を拡大中。天下を取る日も近いのでは。

個人的にはクマゼミの威圧的な鳴き声が苦手なのでミンミンゼミにも何とか頑張ってほしいものです。

ではまた。

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